この記事は、セキュリティアラーム付きのテールライトA8を購入して、自転車盗難に対する個人的な考察から商品内容の紹介、取付方法、操作方法や詳しい設定方法、リモコンの電池交換についてすべて網羅しています。
僕も含めて、取説がわりに使用してください。
購入したセキュリテイアラーム付きテールライト
購入したのはこちらです。
こちら手動でピカピカ光るテールランプで、更に【ブレーキランプ機能】もついていて僕好みです。
こちらは、テールランプの他に、盗難防止アラームが内蔵しておりまして、ロック設定した状態で自転車を動かそうとすると、耳をつんざくようなとてつもない大音量のアラームが周辺に響き狂います。
盗む気力を削ぐには十分すぎるくらいの大音量です。
ブレーキランプ機能とは
ブレーキを入れて自転車の減速を感知すると、自動車のブレーキランプのようにリアライトの光量が増す機能です。信号などで停まるときにピカーって明るく光るので個人的にはかなり好きです。
ブレーキ感知精度はあまり高くはないので、振動などで誤作動もしますが、その点はご愛嬌です。
今回の動画はこちら
この記事の動画はこちらになります。操作方法や実際のアラーム音(爆音)が聞きたい方はぜひ以下の動画もご視聴ください。
今後もこのブログやYouTubeで自転車(Tern Verge N8など)の情報をどんどん発信していきますので、興味のある方はぜひチャンネル登録もお願いします。
自転車盗難についての個人的な考察
ここで自転車盗難について自分なりにあれこれ考察してみます。僕は自転車の盗難は、大きく分けて以下の2種類があると思ってます。
- 盗む目的の盗難
- 突発的な盗難
1、盗む目的の盗難
盗む目的の盗難に関しては、これはもう防ぐことはできないと思ってます。
自転車にどんなに頑丈な鬼ロックをしても、そのままひょいと持ち上げて車に積まれたら終わりです。かといって短時間の駐車で地球ロック(ポールや柱などの固定物に頑丈な鍵を巻きつける)をするのもあまり現実的ではありません。
盗む目的の盗難は、ほとんどの場合は高級なロードバイクがターゲットだと思います。
目的は総じて盗んだものをお金にかえることです。つまり、自転車泥棒は、盗難時に捕まるリスクと引き換えにお金を得ていると言い換えられます。
僕のTern Verge N8 クラスの自転車だと、「捕まるリスク」と「得られるお金」が見合わないため、その手の盗難リスクは限りなく低いと言えます。
2、突発的な盗難
では、僕が最も対処しなければならないのは、突発的に盗んでしまうこの手の泥棒です。
こちらは、単純にその場の足にしたいだけのものから、格好良いから盗みたくなったなど、盗難理由は泥棒の思惑によって多岐にわたります。
この手の泥棒に対しては、簡易的なワイヤーロックでも十分に効果はあると思います。ワイヤーカットする専用工具を常時持ち歩いている人は、この手のタイプの泥棒にはいないはずです。
盗難される自転車の7割は無施錠だった、というデータもあります。
無施錠はダメ絶対。糸みたいなワイヤーロックでもそれなりの効果はあります。泥棒は手間を嫌がります。手間なくそのまま乗っていけてしまう自転車は、持っていかれやすくなります。
ただ、たまたま、本っ当にたまたま。「ワイヤーカット工具を持ち歩いていた」といった1と2の中間である、グレータイプの泥棒がいるかもしれない可能性はある。
3、グレータイプな泥棒
この手の泥棒がいた場合、ワイヤーロックは簡単に突破されてしまいます。なにしろ、ワイヤーを切るのは工具があれば3秒でできてしまいます。
この手の泥棒に対して有効なのは、AirTag的なGPS追跡機能があるものであったり、大音量で警告するセキュリティアラームかなと思ってます。
エアタグは盗難対策でいうと受け身に近い商品で、いわば自衛隊みたいなものです。盗難された事後に自転車の場所を特定して対策を練るものだと言えます。
仮にGPSで盗難された自転車の現在地を突き止められたとしても、その場に赴いて、泥棒と直接コンタクトを取るのは危険、というか心理的にも普通に怖いです。
更にいうと、盗難された自分の自転車を見つけても、そこから勝手に持ってくれば窃盗罪にあたる可能性があるそうです。明らかに自分の自転車なのに。
自分の自転車を目の前にしながら、とても面倒な話に発展しかねないです。そこで以下の結論にたどり着きます。
そもそも盗ませないこと(抑止力)こそが正義
自転車を盗む側の心理になって考えてみると、盗もうとした自転車が、ド派手な音を立てて大騒ぎすれば、そのままそれを乗っていこうとは思えないはず。泥棒は目立つリスクを特に嫌うのです。
そこでこちらの商品の購入とあいなりました。(※ここらが本題です)
スマートテールライト 開封と中身確認
商品の中身は色々と入っています。
シートポストに取り付けるためのアダプター(画像)、サドルのレールに取り付けるためのアダプターが付属します。
その他には、固定用の小型タイラップが4本、ネジ類、六角レンチ、専用リモコンとリモコンを固定するためのアダプター、太めのタイラップ2本も付属します。
説明書は英語と中国語のみなのでかなり苦戦します。本記事や動画では、説明書を熟読した僕が、このテールライト使い方を詳しく解説しているので、説明書の代わりに参考にしてみてください。
テールライトを自転車に取り付け
ということで、さっそく取付しました。本体がややゴツイ感じですが、それほど違和感は感じないです。
このテールライトの取付には、シートポスト用アダプターと、サドルレール用のアダプターの2種類が付属します。
取り付け方法は、どらちかお好みで、と言いたいところですが、Tern Verge N8 の場合は、シートポストが36Φと太く、シートポスト用のアダプターが入りませんでした。サドルレールに取付します。
サドルレールへの取付方法
サドルレール用のアダプターに、赤いゴムパーツを取付します。
次にサドルレールに乗せて、そのまま付属の小型タイラップで固定します。余ったタイラップはギリギリの部分でカットします。
本体をアダプターに固定し、付属のネジを上からねじ込んで完成です。
このネジは本体の落下防止のためかもしれませんが、本体を取り外すときに微妙に邪魔にはなりそうな予感。ネジを付けなくてもロックはしているので、邪魔そうなら外しても問題ないかもしれません。
リモコンの取付
付属のリモコンは、ハンドルポストの裏に取り付けました。大型タイラップ1本でポストに巻き付けます。
走行中は操作することがないので、自分から目につかない位置にしました。
このリモコンは、セキュリティ的には自転車を離れるときには持ち歩いたほうが良さそうなのですが、僕は車体に取り付けたまま使用することにします。
持ち歩いてポケットに入れているときに、何かの拍子にボタンを押してしまって誤動作する危険もあります。コンビニで人為的ミスによる大音量のアラームが鳴りっぱなしの状態を想像すると恐ろしくてこのリモコン持ち歩けません。
セキュリテイアラーム付きテールライト 操作方法
リモコンの基本動作
ロックボタン
ロックボタンを押すと、「ドレミ」音の後に一瞬ビープ音が鳴り、自転車がロック状態になります。この状態で車体を揺らしたりすると「ビーーーー」と警告音がなります。
そのままさらに車体を揺すると、今度はセキュリティアラームが30秒鳴り響きます。このアラームは、リモコンから解除しない限り、エンドレスで鳴り響きます。
ロック解除ボタン
ロック解除ボタンを押すと、「ミレド」音の後にロック解除状態になります。自転車ロック後は、このボタンを押して解除しないと、有無を言わさずセキュリティアラームが響き渡るのでご注意ください。
ライトボタン
ライトボタンを押すと、ライトパターンの変更ができます。パターンは4種類(1回点滅、呼吸、3回点滅、点灯)あり、押すごとに変化します(※パターン詳細は動画参照)。
ベルボタン
ベルボタンを押すと、ブザーが鳴り響きます。
このボタンの利用目的がいまいち見えないのですが、泥棒の盗難中に遠くから警告を与えるためのものなのか、もしくは走行中のベル的な使い方なのか不明です。僕はおそらく使うことはないものだと思います。
テールライトの各種設定
このテールライトは、以下の設定ができます。このうち、振動感度・アラーム音量・ベル音の設定は、リモコンから【設定モード】に移行後に行います。
- 振動感度の設定(3段階)
- アラーム音量の設定(3段階)
- ベル音の設定(5種類)
- ライトパターンの設定(4種類)
- ライト光量の設定(3段階)
設定モードへの入り方
各種設定を行うためには、リモコンから【設定モード】に入る必要があります。設定モードに入ることで、振動感度・アラーム音量・ベル音設定を行うことができるようになります。
以下の手順で設定モードに入ることができます。
- リモコンのロック解除ボタンを押しっぱなし
- 「ミレド」「ミレド」と2回の解除音が鳴る
- ビープ音が1回鳴る
- リモコンの上部LEDが青色点灯したらロック解除ボタンを離す
振動感度の設定(3段階)
設定モード移行後に、【ロックボタン】を押すと振動感度の設定ができます。ビープ音の回数により設定感度が判断できます。ロックボタンを押すたびに以下エンドレスで変更できます。
- ビープ音1回・・・振動感度 低
- ビープ音2回・・・振動感度 中
- ビープ音3回・・・振動感度 高
アラーム音量の設定(3段階)
設定モード移行後に、【ライトボタン】を押すとアラーム音量の設定ができます。押すたびに小・中・高と音量が変わります。好みの音量で設定してください。
ちなみに、小だと極端に音量が低く、中・高は超絶爆音です。個人的には、中と小の間が欲しい…。
ベル音の設定(5種類)
設定モード移行後に、【ベルボタン】を押すとベル音の設定ができます。音は5種類あり、押すたびに変更できます。好みの音を設定してください。
ライトパターンの設定(4種類)
本体横のボタン・リモコンのライトボタンを押すことで、ライトパターン1~4まで4種類のパターンを変更できます。
ライトパターンによって、挙動が異なります。ブレーキ(ブレーキを感知して明るく点灯する)モードは全パターン共通です。
- ライトパターン1と2・・・日中点灯なし。明るさセンサーにより夜のみ点灯。30秒動きがないと自動停止
- ライトパターン3と4・・・昼夜問わず常時点灯。手動で停止させる必要あり。
ライト光量の設定(3段階)
本体横のボタンを押しっぱなしにすることで、ライト光量の調整が3段階でできます。押しっぱなしにするたびに、低・中・高と変化します。お好みの光量で設定してください。
個人的には中で十分な光量があります。当然ですが、明るく設定するとそれだけバッテリー持ちが悪くなります。
説明書の記載では、小で走行時間20~40時間、中で12~30時間、大で8~16時間となってます。このあたりはしばらく使ってみて、どのくらいバッテリー持ちが良いのか判断したいと思います。
バッテリー残量が低下すると?
バッテリーが少なくなってくると、光量が半分に落ちるようです。またロック・ロック解除時に通常のビープ音の他に「ピキューン」みたいな感じの別の音が入って知らせてくれます。(動画内 3:13 参照)
個人的には、バッテリー残量インジケーターがほしいところですね。
テールランプ本体の充電 及び リモコン電池について
テールランプ本体の充電
本体は、マイクロUSBケーブルで充電できます。ケーブルは付属のものを使用しても良いですが、持っている方はお手持ちのものを使って頂いても問題ありません。
現状で、自転車パーツにはMicroUSB充電が多いので、以下のようなケーブルを常備しておくと大変便利に使うことができます。僕も使っていますがこれまじで便利です。ちなみにこの価格で2本セットですよ。
USB Type-Aから、USB Type-Cへ2本、MicroUSBへ2本(計4本)の充電が同時にできる1.2mのケーブル。
リモコン電池の交換方法
リモコンの横をよく見ると穴があります。そこにマイナスドライバーなどの細いものを突っ込んでこじると、リモコンがパカッと開きます。
フタ上部には防水カバーと、下部には、スイッチ基板と電池が入っています。リモコン電池の効きが悪くなってきたらこの電池を交換します。
一般的にはあまり見ないタイプの電池ですが、12V 27Aという規格の電池のようです。
リモコンのペアリング解除、再ペアリング方法について
リモコンが盗まれた場合、盗難防止のためにペアリングを解除する必要があります。
ペアリング解除方法
本体のスイッチボタンを7秒間長押しすると「ビーー」という長いビープ音のあと、ペアリングが解除されます。これでリモコンからの操作は不能になります。
再ペアリング方法
本体は3台までリモコンの同時ペアリングができるようです。別なリモコンを購入した場合は本体と再ペアリングする必要があります。
本体のスイッチボタンを3秒間長押しして「ビー」というビープ音が聞こえたらリモコンのいずれかのボタンを押します。「ビービー」というビープ音が聞こえたらペアリング成功です。
コメント
コメント失礼します。
いつもYouTubeにて楽しく拝見してます。かたおかさんの楽しくスマートな自転車ライフに憧れる31歳です。
先日Verge D9(旧モデル)がリサイクルショップに売りに出されており、一目ぼれして納車しました。(^▽^)
セキュリティ対策にて同じ商品を購入し、説明書が翻訳されていなかったため、YouTubeの投稿動画とこちらのブログを参考させていただき非常に助かりました。
いつも、わかりやすく丁寧な解説、文脈、動画・ブログ構成の制作には頭が下がります。
かたおかさんのような常にアウトプットできるイケオジを目指したいです!これからも、がんばってください!
コメントありがとうございます。
Verge D9 良いですね。ディスクブレーキ車に憧れます。
プログやYouTube動画、実は自分でも時々操作を忘れたときに見返すんです 笑
なので「自分だったらその商品の何を知りたいか」という視点で作ってます。