今回の動画
今回の動画はこちらになります。
愛車感謝デー
実は普段あまり洗車していなかったりします。
僕のTern Verge N8 は基本的に雨の日は乗らない、常に室内(車庫)保管であるため、夏場の強烈な紫外線や雨風の影響はほとんど受けません。
野ざらしの自転車よりは全然汚れないとは思うのですが、乗ればそれなりに汚れます。特に雨上がりの濡れた路面で走ると、泥除けがないので、びっくりするくらい背後(リア周り)が汚れます。
ということで、たまには洗車でもしようかなということで洗車しました。愛車感謝デーです。
洗車に使用した道具類
洗車にはそれなりに道具が必要です。【餅は餅屋】です。特に重要なのが洗剤で、これだけは専用品を揃えたほうが良いと思います。そしてブラシ。さらには拭き取り用のファイバータオルなどです。
その他には、動画の背景にも映っていますが、自転車のメンテスタンドがあると大変便利です。道具があれば結果的にかなりの時短になるので、面倒くさがりな人でもサクッと洗車できるようになりますよ。
一つずつ紹介していきます。
AZ チェーンディグリーザー
こちら神商品です。油汚れ激落ち商品。
これなくしてチェーンやスプロケ周りの汚れは落とせないといっても過言ではないくらいに僕は信頼しています。
嘘だと思うなら一度買って試してみてほしい。マジで笑いが止まらないほど落ちるから。
チェーン周りにさっと水をかけて、これをササッと吹いて、あとはクランク回しながらブラシでなぞるだけ。短時間でチェーンがびっくりするくらいキレイになります。
AZ 三面チェーンクリーニングブラシ
こちらはチェーンを挟んで汚れを落とせる専用のブラシです。
ぶっちゃけ、チェーンの汚れを落とすだけならこれじゃなくても、どんなブラシでも良いかもしれません。が、ここでもやはり餅は餅屋。こちらは柄の下についている専用の長い刷毛がとても秀逸なんです。
これ、適度に弾力があってそれでいて丈夫で、汚れが染み込まないタイプの刷毛です。スプロケ周辺からプーリー周りなどの清掃時にこの長い刷毛が大活躍します。とても使いやすい。一度買っておくとたぶん一生モノなので、この価格なら断然オススメできる一品です。
Muc-Off(マックオフ) 自転車クリーナー
こちらは自転車のボディを洗うための洗剤です。今回初めて使いましたがとても良い感じです。
全体的に軽く水をかけてから、マックオフをスプレーします。容量は1L入っていて、かなり大胆に使っても全然無くなる感じがしないくらい減らないので、ガンガン使っても大丈夫です。
マックオフは汚れ落ちもよく、洗車後のボディがとてもピカピカになります。後述するマイクロファイバークロスと組み合わせてしっかりと水気を拭いてあげるとなお良しです。
泡洗い用のスポンジ
スポンジは何でも良いと思います。僕は車の洗車に使っているスポンジをそのまま使っています。
泡立ちが良く、ボディに傷を付けないような柔らかいものを選んでください。上記のような洗車の専用品を購入すればきめ細かい泡が立ってくれるので、洗っていて気持ちよくなれます。
無い場合は台所で使用するようなスポンジでも全然良いと思います。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスです。僕は自転車の洗車だけじゃなく、車の洗車やその他拭き掃除などにも使っています。
マイクロファイバークロスは、とにかく水の吸い取りが優秀です。グングン吸ってくれます。更に30✕30cmのちょうど手に馴染むサイズ感が好きです。Amazonだと1枚110円くらいの感覚で購入できるので、お得感もあります。
汚れたら躊躇せずに捨てていけるのも良いところ。良心が傷まない価格帯です。少し繊維が崩れやすい感じがするのが気になりますが、安いのでそれなりなのかなといった感じ。
洗濯すると色落ちするという話も聞くので、こちらはあくまでも水の拭き取りや、ちょっとした雑巾代わりにしか使っていません。
自転車メンテスタンド
あると便利な自転車メンテスタンドです。こちらは自転車を吊るのに使います。
耐荷重は30kgなので、ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク、ミニベロなどおそらくほとんどの自転車に使えます。ママチャリだと重量的に少し厳しいかもしれませんがいけなくもないです。
自転車を挟んで固定し、自由な角度で固定できるため、洗車時に普段は見えない部分をしっかりと目視しながら洗車できます。さらに自転車を高く吊り上げることができるので、楽な姿勢で洗車ができるため、腰の痛みも軽減します。
その他には、タイヤやチェーンを外してしっかりと洗いたいなどのときにも吊りながらできるので細部まで洗車したい方にもおすすめです。
自転車の洗車方法
ここからは自転車の洗車方法です。ここではざっくり解説してますが、詳しくは動画を見ていただいたほうがわかりやすいと思います。
全体的に水をかける
まずは自転車全体にやんわり水をかけます。
全体が軽く濡れる程度で良いと思います。ちなみに高圧洗浄機は絶対だめです。高圧で水をかけると、ハブやクランク周りなど、グリスを入れていてあまり水が入ってほしくない部分にも水が入り込んでしまいます。
できれば、散水用のホースノズルなどで、柔らかめのシャワー状態にしてかけると良いと思います。
チェーン、スプロケ周り
はじめは一番汚いこの部分からいきます。AZのチェーンディグリーザーをスプロケからプーリー、チェーン、フロントチェーンリングなどのチェーン周りにまんべんなく吹き付けます。
少し時間をおいてから、AZのブラシで軽くコシコシします。この時点でどす黒い汚れがどんどん落ちてくると思います。ほんとびっくりするくらい落ちます。
チェーンも洗います。外してもよいですが、僕は面倒なのでつけたままで、ブラシでチェーンを挟みながらクランクを回します。こちらもクランクをグルグルしているうちに汚れがどんどん浮き出てきます。
スプロケやプーリー周りは、長いブラシをあてながらクランクを回します。ブラシを色々なところに当てながら回すのがコツです。これだけでどす黒い汚れが次々に浮き出てきます。この作業が一番好きです。
ある程度汚れが落ち着いてきたら一旦水で流します。自転車の洗車では水圧は必要ないので、とにかく柔らかく水を出して汚れた泡を流します。
泡が流れたらまたAZディグリーザーをかけて同じような行程を2~3回繰り返します。おそらく2回目くらいからはスプロケやチェーンは本来の明るさを取り戻すと思います。
ああ、最初はこんなにキレイだったんだなって思います。
僕の経験上、3回くらいディグリーザーかけて、ブラシでゴシゴシして、水で流して、を繰り返すと、チェーン周りのほとんどの油汚れは落ちると思います。新品同様にピカピカになります。
ボディ周り
チェーン周りがきれいになったら、次はボディを洗います。
具体的にはマックオフをボディにかけまくります。かけてから5分ほど放置してます。夏場など、直射日光がキツイときなどに放置すると、逆に泡が垂れたような跡がついて乾いてしまうので、乾燥する前にこすり洗いすると良いかもです。
ちなみに、ハンドル周辺、ハンドルポストなどにはあまり積極的にかけていません。バーテープやビニールテープ、他にも細々としたものがついているのでなんとなくです。
更に、Tern Verge N8 はハンドルが折れる形状になっていて、その中にもグリスが入っている、というのもあるので、僕はハンドル周りはいつも軽めの水拭きのみにしています。
こすり洗いには、前記したような柔らかいスポンジが良いと思います。泡立ちがよく、大切な愛車に傷を付けずに汚れを落とせます。
ボディからホイール周りまで、まんべんなく洗ってます。台所で使用するスポンジを使う場合は、柔らかい部分でこすり洗いします。
水をかける
ホースを使って水をかけます。最初にかけたのと同じように、ノズルを柔らかめのシャワー状態にして泡と汚れを落とすように水をかけます。
全体的に水をかけて、汚れが落ちきっていない部分があれば、もう一度マックオフ→スポンジ→シャワーのセットを繰り返します。
水を拭き取る
乾拭きします。ゴシゴシこするというよりは、水を吸収しながら各部に当てていくといった感じ。水の拭き取りには、マイクロファイバークロスが便利です。
水をしっかりと吸収しながらも拭きとれるので、キレイに仕上がります。
チェーンの注油
最後に、チェーンの注油をして完了です。
クランクを回してチェーンを送りながら、キムワイプを当てつつ、チェーンルブを吹き付けてます。僕はワコーズのこちらのチェーンルブを愛用しています。
このチェーンルブは水置換性のあるものなので、水洗い直後でもそのまま使えて便利です。チェーンルブを吹き付けると、チェーンの中に残っている汚れが水と一緒に押しだされて出てきます。
どす黒い汚れがどんどん出てくるので、恐ろしいです。
ちなみに、この写真ではわかりませんが、チェーンルブの吹出口の先端をペンチで少し下に曲げると吹付けが楽になります。(※動画参照のこと)
僕は面倒なのでやりませんが、チェーンの中まで完璧にやりたければ、AZ ディグリーザーをあと数回やり込むか、チェーン自体を外して漬け込むのが良いかもしれませんね。
簡易的な洗車ですが、これでもかなりキレイになりました。あまり手間をかけたくない人にオススメの洗車方法です。
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