今回の動画はこちらになります。
僕は、天気の良い日にたまに片道15kmの自転車通勤をしているのですが、弁当や水、着替えをいれるためにリュックが必須装備になっております。
僕が使っているリュックは、ABLE CARRY(エイブルキャリー)の Daybreaker 2 という容量が25Lの比較的大型のリュックで、以前に以下の動画で紹介したものです。
こちらのリュックはメーカーの方より案件で頂いたものですが、本当に便利なので今でもキャンプや通勤など様々な用途で使っています。
とても25Lも入るとは思えないほどシュッとした見た目のリュックです。スマートにたくさん荷物を入れたい人には特にオススメ。
自転車でリュックを背負うときの問題点
自転車で走るときにリュックを背負うと問題になるのが背中の汗ムレです。
ABLE CARRYのリュックは、そもそも自転車用ではないため、夏場の暑い季節に40分~1時間くらいかけて自転車通勤をすると、写真のように背中がムレ狂います。
リュックと背中が密着している部分の濡れ方は想像以上で、30度を超えるような夏場は、バケツの水をぶっかけられたくらいにくっきりとキレイにリュックと接する部分が濡れます。
ちなみに僕は、以下のドイターの自転車用のリュックも持っているのですが、こちらはさすがに優秀でして、背中が浮く形状になっていて全然ムレない構造になっています。
背中だけでなく、肩掛け部分もメッシュ構造になっているため、肩口もまるでムレず、夏場などはリュックの背負った跡に汗じみができることは皆無です。これはまじですごい。
※上の商品リンクは僕が持っているものより新しいモデルです
ただ、このリュック、容量が14Lで、さらに背中が湾曲した形をしているため、カタログ容量以上に荷物が入らない上に、荷物の収まりも悪い。つまり使い勝手が悪いです。
当然、通勤用途では容量が足りず、自転車通勤用に購入したにもかかわらず、自転車通勤時に使わなくなりました。
背中の汗問題を解決するためのアイテムを2つ紹介
そこで目をつけたのが以下の2種類の商品です。この2商品は、ほとんどどのようなリュックでも取り付けが可能になってます。
つまりは、背中の汗ムレを気にせず自分の好きなリュックを使用できる、ということです。
基本的なコンセプトはどちらも同じで、リュックと背中を密着させないようにして、隙間の風通りを良くするためのものです。
「こんなん堂」汗とおる君
1つ目がこんなん堂から発売されている「汗とおる君」という商品。
こちらは割と有名どころで、知る人ぞ知る商品です。
色はグレーとブラックの2色展開で、僕はグレーの方を使っています。色は好みもありますが、手持ちのリュックの背面の色に合わせるのが良さそうです。
サイズは、縦:43cm、横幅:24cm、厚1.8cmで2枚パネルの間隔は1.5cmとなっております。重量は100gと、見た目の大げさな形状の割になかなか軽量です。
背中の部分が2枚パネル形状で浮くような構造で、中を風が抜けるようになっています。
本体の見た目的にはプラ感が強くて固そうに見えますが、しなやかで、丈夫な素材になっています。意外と柔らかくてクネクネするので、長時間の使用でもそれほど背中が痛くなることはありません。
取り付け方法は簡単で、ゴム状のバンドでリュックの肩の上下左右4箇所に巻き付けて、固定具でキュッと締めるというもの。慣れれば3分で取付可能です。
おそらくどんなリュックでも取り付けできます。登山リュックとかとも相性良さそう。
サイズは汎用的な1種類しかないため、小型のリュックだと、下の部分がはみ出てしまうのでカッコ悪いです。背中全体を覆うような比較的大きめのリュックだと良さげです。
これをつけてから、背中の汗ムレに悩むことがなくなりました。ただ、リュックを降ろしたときの見た目は致命的にダサくなります。
oxtos(オクトス) エアゾーンシステム
2つ目は、オクトスから発売されている「エアゾーンシステム」という商品です。
oxtosは韓国のメーカーらしいです。色はブラックのみ。
サイズは、縦:46cm、幅(上部):26cm、幅(下部):23cmとなっています。重量は182gと少し重めですが、リュックと一緒に背負うのでまあ誤差の範囲内です。
本体は、細かく柔らかい突起がたくさんあって、リュック自体を浮かせながら背中の形状に合わせてしなり、各突起の全体で支えるようになっています。
突起はゴムのような柔らかい素材なので、体の凹凸にフィットして背中を痛めることはありません。
細かいメッシュ構造なので、実感として風抜け具合は前記した「汗とおる君」と比較するとやや劣っている気がします。ただ、夏場の暑い時期にも使いましたが、そこまでムレることはありませんでした。
突起部分はどれも同じ構造なので、下部を切り落とせば、小型のリュック形状にも合わせることが可能です。
取り付け方法は同様に、ゴム状のバンドでリュックの肩かけ部分の上下左右4箇所に巻き付けて、固定具でキュッと締めるというものです。
4箇所固定できる形状であれば、どんなリュックでも取り付けできます。もちろん登山リュックなどでも良さそう。
デザイン的には洗練された感じがして、汗とおる君と比べると、見た目は良さげです。
背中の汗ムレ対策アイテムの評価
ここからは前記した2つの商品を評価していきます。
評価はあくまでも僕が使用して実感した評価点です。感覚には個人差があります。
また、一緒に併用するリュック形状や使用する状況によっても評価は異なるかもしれません。あくまでも個人の感覚、参考程度にお考えください。
評価点について
評価は以下の「ムレ度、取り付けやすさ、フィット感、見た目、価格」の5つのジャンルについて、1項目につき10点満点のトータル50点満点で評価します。
点数が高ければ高いほど「良い、満足度が高い、他の人にもオススメしたい」という評価になります。
- ムレ度:ムレなければ高得点
- 取り付けやすさ:簡単に取り付け外しができれば高得点
- フィット感:装着してみて背中に違和感がなければ高得点
- 見た目:リュックを置いたときの全体的な見た目が馴染んでいれば高得点
- 価格:シンプルに安ければ高得点
ドイターのリュック(参考値)
一つの参考として、ドイターのリュックの僕の評価を置いておきます。これを基準として見て頂ければと思います。
項目 | 評価点(10点満点) |
ムレ度 | 10 |
取り付けやすさ | 10 |
フィット感 | 10 |
見た目 | 10 |
価格 | 4 |
総合 44点
ドイターは、背中の汗のムレ対策、という観点では僕の中では満点です。容量と価格が高いのかネックかなと思います。
汗とおる君の評価
こんなん堂「汗とおる君」の評価はこちらになります。
項目 | 評価点(10点満点) |
ムレ度 | 9 |
取り付けやすさ | 8 |
フィット感 | 7 |
見た目 | 5 |
価格 | 10 |
総合 39点
ムレはほとんどないので9点です。
取り付けやすさは4箇所をサクッと固定するだけなので8点。とはいえ、取り付けの際に若干の煩わしさがを感じるため2点マイナスです。
フィット感については、素材が柔らかくて体には馴染むものの、一体型パネルでゴワゴワしていてTシャツなどでは気になるときもあるので7点にしました。
見た目は、やはり残念感があるので5点です。
価格は、この価格で背中のムレが解消できるのならぜんぜん試してみたい、というリーズナブルな価格帯なので10点満点。
トータル的なオススメ度としては39点になります。
お気にいりのリュックは変えたくないけど、汗ムレだけは解消したい、という方にかなりおススメな一品です。
エアゾーンシステムの評価
オクトス「エアゾーンシステム」の評価はこちらになります。
項目 | 評価点(10点満点) |
ムレ度 | 8 |
取り付けやすさ | 8 |
フィット感 | 8 |
見た目 | 8 |
価格 | 6 |
総合 38点
ムレ度は、汗とおる君と比較して、構造的にも実感的にも風抜けが少し弱い気がするので1点マイナスで8点です。
取り付け方法は、同じ要領での取り付け方法となっています。ただ、汗とおる君の方が取り付けヒモの先端が尖らせてあるので、取付時に留め具に入れやすいです。
針の穴に糸を通すときに、糸なめると通しやすくなるあれと似たような原理です。
ちなみに、エアゾーンシステムの付け紐は太めのゴムなので、微妙に取り付けにくい場面はありますが、ゴムならではの柔軟性もあるのでここは同点ということにしました
フィット感は、それほど悪くありません。つぶつぶに多少の違和感を感じるので8点。
見た目は、汗とおる君より断然良いので8点です。割と洗練された見た目なので、4隅につけるゴムヒモはうまく巻き付けて隠さないと残念な感じにはなります。
価格は、ちょっと高めなので6点にしました。
トータル38点です。こちらは取り付け後の見た目を気にする人にオススメできます。
自転車リュックの汗ムレ対策 まとめ
いかがだったでしょうか。
点数的には汗とおる君に軍配が上がりましたが、どちらも機能的にオススメできる良い商品だと思います。
見た目は何でも良いからとりあえず試してみたい、と思う方には、僕は迷うことなく「汗とおる君」をオススメするかなと思います。
背中の汗ムレ、という観点では劇的に改善します。
ただ、ドイターのリュックのように、肩掛けの部分は対策しようがないため、リュックの肩掛け部分はしっかりムレますが、これは仕方ないですね。
僕は信号待ちのときなんかに、肩掛け部分を浮かせてバサバサしてます 笑
他にもオススメ品、試してほしいものがありましたらコメントなどで教えていただけると幸いです。
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