Tern Verge N8 のホイールを406から451に大径化してみる

コスパイイホイール Tern Verge N8
コスパイイホイール

Tern Verge N8ですが、ホイールサイズを純正の406から451へと大径化してみました。

コスパイイ 451【夜】

ホイールを大径化する理由

ミニベロ用の20インチタイヤには、大きく分けて406と451とサイズが2種類あります。

この3桁の数字は、ホイールの直径サイズを計測したものです。406は直径406mm、451は直径451mmのサイズとなっており、Verge N8 の純正は406という小さい方のサイズとなってます。

ちなみに、P10などのVerge N8 より上位クラスを調べてみると、451サイズが使われてます。このことから、走りをより追求する場合は大きなサイズなのかな、と思えるわけです。

個人的な感覚として、406は街乗り快適仕様、451は走り特化仕様、みたいなイメージです。

僕のN8の用途としては、主に通勤なのですが、片道12kmの通勤距離で比較的信号の少ない田舎道のため、スピードを乗せて走ることができます。更に長距離ライドなどをこれから想定しているので、ホイール大径化が気になってしまったという次第です。

ホイール大径化のメリット

大径化のメリットは思いつくだけで以下のものがあると思ってます。

  • 巡航速度が伸びる
  • タイヤの寿命が伸びる
  • 高速走行時に車体が安定する
  • 段差などの衝撃が緩和される
  • 見た目が格好良い

巡航速度が伸びる

メリットとして巡航速度が伸びる、というのが挙げられると思います。

大径化すると単純にタイヤの外周が長くなります。なので、これまでと同じクランク回転数で回したときに、外周が長いほうがその分より多く前に進むので、理論上、速度が出ることになります。

ただ、これは外周の大きなタイヤを、これまでと全く同等に回せるだけの脚力があることが前提ですが。脚があれば理論上は高速巡航できるはずです。

タイヤの寿命が伸びる

これも巡航速度と同じ考えですが、外周が長くなればなるほど、それだけ路面に設置する回数が少なくなるので、結果的にタイヤの負担が減ります。

参考までに、N8純正サイズ(406)の外周は1.460mと記載があります。451タイヤの28Cを想定して外周を調べてみると1.545mと記載されています。もちろんこれは空気圧や個体差によって違いがあるので参考値です。

タイヤが100回転したと仮定すると、純正サイズは146m進み、451サイズは154.5m進むことになります。100回転あたり、8.5mほどタイヤが温存される計算です。微々たる量かもしれませんが、チリツモで長距離を走れば走るほどタイヤへの負担が変わってきます。

高速走行時に車体が安定する

タイヤが大きくなれば、それだけ遠心力が働くようになります。

サイズがそれほど大きくはなっていないので、低速時はほとんど影響はないかと思いますが、30km/h以上スピードを出していくと直進方向にかかる遠心力が強くなっていき、車体が安定するのではないかと思います。

段差などの衝撃が緩和される

こちらも微々たる差かもしれませんが、タイヤが大きくなることで段差時にかかる衝撃は緩和されます。大きな段差ではほとんど変わりありませんが、街中にある歩道やマスなどの小さな段差を乗り越えるときに、車体にかかるダメージが少しだけ緩和されると思います。

見た目が格好良い

結構これも重要ポイントです。個人的な好みが大きいとは思いますが。

小径車なので、より小径なタイヤの方がバランス的に格好良いという意見もあると思います。個人的には、小径車でもできるだけホイールサイズが大きい方が好みです。

購入したホイール

ホイールを接続する部分のサイズで【エンド幅】と呼ばれるものがあります。

20インチ451サイズではフロント100mm、リア130mmというものが一般的に多いのですが、N8のエンド幅は、フロント74mm、リア130mmといった特殊なものになっています。

451サイズでフロントのエンド幅74mmは特殊なサイズなのか、あまり見かけることがなく、N8の451サイズではフロントホイールの選択肢がほとんどないのが現状です。

そんな中でも第一候補となるものは、韋駄天のホイールだと思います。

軽量で比較的安価で購入できるので、欲しかったのですが、在庫なしになっていて、在庫が復活するのは2023年春になっているため、今回は購入できませんでした。

その代わりに、Amazonで見つけた激安ホイールを試してみることにしました。こちらはコスパイイという会社の「夜」というホイールです。前後セットでAmazon価格15,900円です。めちゃ安い。

それにあわせてタイヤも必要になります。タイヤはAmazonで一番安かったパナレーサーのミニッツSをチョイスしました。サイズは【20✕1 1/8】で28Cのタイヤです。チューブもそれに合せてパナレーサーで仏式48mmのものをチョイスしました。

僕はまだ自転車初心者なので、これから事あるごとに色々なタイヤを使ってみて、良いタイヤを自分の感覚で判断したいと思います。

Verge N8のホイールを451化するとブレーキが合わなくなる

ホイールの451化に伴って、一つだけ注意する点があります。

これ意外と盲点かもしれませんが、ブレーキのサイズが合わなくなります。タイヤの外形が大きくなるので、ブレーキシューの位置がざっくり計算でも純正より2cm以上あがることになります。

実際にホイールを交換して試してみたら、純正ブレーキのシュー位置の調整幅では全然間に合いませんでした。仕方ないのでAmazonで売っている【調整幅がとにかく鬼】のロングアームVブレーキに交換しました。

こちらのブレーキはユニットとシューもセットでついてくるので、交換はまるごとポン付けです。僕が購入したものはすでに販売の取り扱いがなくなってしまってます。以下のリンクの商品は購入したものとは違いますが、おそらくこれでもイケると思います。

ネジやブレーキケーブル、ゴムブーツなど全て純正をそのまま使用しました。ブレーキユニットとブレーキシューだけ交換です。

大径化の感想、メリットについて

以下の動画では、ホイールを大径(406→451)化してみて、実際に感じたことを語ってます。ミニベロのホイールを451化したい方は、一つの意見として参考にしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました