Verge N8をドロップハンドル化してみた組み付け編です。
詳細については、以下のYouTube動画を見ていただければと思います。
組み付けに際して、僕が行った手順はざっくりと以下になります。
- インナーケーブル類の取り外し
- ハンドルバー取り外し
- ドロップハンドル取り付け
- インナーケーブル取り付け(ブレーキケーブルアジャスターの取り付け)
- インナーケーブル取り付け(固定)
インナーケーブル類の取り外し
まずはブレーキのインナーケーブルを取り外していきます。前後のブレーキワイヤーのカシメ部分をカットして、そのままブレーキレバー周りから引き抜いていきます。
同様にシフトケーブルもカシメ部分をカットして、ケーブルの固定ネジを緩めてディレイラーから抜いておきます。
インナーケーブルのカットにはワイヤーカッターを使用します。ニッパーとかではキレイに切れずにボソボソになってしまうので注意。このワイヤーカッターは、Amazonで取り急ぎ安く購入したものですが、インナーケーブルもアウターケーブルもどちらも切れました。
ハンドルバー取り外し
既存のハンドルバーを取り外します。
グリップ、ベル、ライトなど、ハンドルバーに固定されているパーツを取り外してハンドルを引き抜きます。今回は、ハンドル本体はステムの右側から抜きました。
ハンドルはどちらから抜いても良いのでお好みで。僕は、右側はブレーキとシフトレバーもあってひと手間増えてしまうので、少しでも楽そうな左側からバラしました。
ハンドルバーを抜くときに、フリーになっているシフトケーブルも一緒に引き抜いています。
ドロップハンドル取り付け
次にドロップハンドルを取り付けていきます。
どのように組み付け方をしても良いとは思いますが、僕はドロップハンドルに予めSTIレバーとステムを仮組みしてから取り付けました。一人で作業するときはある程度は組んでおいたほうが楽です。
おおよその角度を調整して、ステムのボルトを仮止めします。あとから調整するので本締めはしません。
インナーケーブル類取り付け
今回は、アウターケーブルはそのまま純正を流用したので、もともとついていたアウターケーブルに、インナーケーブルを通しました。アウターケーブルが特に傷んでいなければ、この方法が余計な行程も少なく楽だと思います。
Verge N8のアウターケーブルはもともと折りたたみを想定していてかなり長めに設計されているので、ドロップハンドル化しても結果的に違和感なく取り付けできました。
STIレバーのブレーキを握ると、画像のように輪になっている部分があります。ここにブレーキのケーブルを前から入れて、画像の奥側へ向かって通します。
ブレーキケーブルには先端に重りのような固定具がついていて、この固定具が輪にハマって固定される仕組みになっています。
ブレーキケーブルアジャスター
ここで一つだけ注意が必要ですが、インナーケーブルを通す前に、アウターケーブルラインの途中に、ケーブルアジャスターを付けなければいけません。
通常のVブレーキレバーには、ブレーキワイヤーの調整機能があるのですが、STIレバーにはその機能が備わっていません。STIレバーは、キャリパーブレーキで使用するのが前提のため、そのような仕組みになっているようです。キャリパーブレーキにはちゃんと調整機能があります。
VブレーキにSTIレバーをあわせると、必然的に調整する部分なくなるので、ブレーキの微調整ができなくなります。
そのため、このケーブルアジャスターを途中に入れることで調整機能を持たせます。具体的には、インナーケーブルを通す前に、アウターケーブルを切断し、途中にアジャスターを割り込ませます。
インナーケーブル取り付け(固定)
ブレーキインナーケーブルを通して、ブレーキケーブルを固定します。ケーブルは余りますが、最終的に調整後に切れば良いのでここではブラブラさせたまま放置してます。
とりあえず前半戦はここまで。後半記事では、ケーブルを切断したり、バーテープを巻いたりとあれこれ最終調整を行います。
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